太田川病院

看護部のご紹介

当院の看護部について

太田川病院の看護部は「地域に貢献できる医療をめざす」チームの一員です。 急性期を脱した患者さんの生活や意思決定を共に考える、まさに「患者さんに寄り添う看護」を実践しています。また、地域において地域住民の健康に関する知識や行動の変容を促すための研修も開催しており、地域のニーズに応える幅広い活動もしています。そのために、新人教育の充実と生涯にわたる教育体制を充実させ、自律した看護師の育成に力を入れています。 また、緩和ケア、認知症看護、摂食嚥下障害看護認定看護師などによる専門性の高い看護の実践や、多職種との協働による患者さん中心のチーム医療の実現にも貢献しています。 私たちの病院が地域の皆様から信頼され、職員が誇りをもっていきいきと働き続ける病院であるために職場環境の改善にも取り組んでいます。

(看護部長 迫井敏美)

看護部の理念

  • 私たちは個々の患者様に対して、まごころと行動、英知をもって、安全で質の高い看護をめざします。
  • 私たちは地域の皆様に信頼され、選ばれる病院をめざします。
  • 私たちは組織の一員として健全な運営をめざします。

看護部の方針

  • 1.安全で安心できる質の高い看護を実践します
  • 2.組織の一員として、一人ひとりが働きやすい職場環境づくりに努めます
  • 3.病院経営の取り組みに積極的に参加します
  • 4.医療・介護および地域との連携を図り、より良い看護を実践します
  • 5.看護専門職として自己研鑽に努め、人財育成と看護の質向上を目指します

部署紹介

2階病棟37床(一般病棟)
緊急入院受け入れや周術期の患者さんの看護をおこなっています。高度急性期医療を脱した患者さんの転院受け入れなど、看護配置を高くし急性期看護をおこなっています。幅広い知識が求められるため、知識と技術を全員が共有できるようチーム力を高めています。
3階病棟50床・南4階病棟38床(医療療養病棟)
医療依存度の高い患者さんの看護をおこなっています。看護と介護の連携に努め、患者さんにとって安全で安楽な療養環境の提供に心掛けています。
4階病棟52床(障害施設等一般病棟)
重度意識障害、重度肢体不自由の患者さんが7割を占めています。感染・褥瘡・栄養など多職種チームでの活動が重要な病棟です。
5階病棟37床(地域包括ケア病棟)
患者さんに寄り添い、患者さんが地域(在宅)で安心して生活できるよう退院支援を強化しています。多職種カンファレンスや退院後訪問を実施し、支援の質向上に努めています。
透析室
臨床工学士と協働し、外来・入院患者さんの透析治療を行っています。 透析看護で重要となるフットケアにも力を入れて患者さんのQOL向上を大切にしています。
外来
通常外来に加え、上部・下部内視鏡対応と24時間体制での救急医療の対応をおこなっています。病院の玄関として地域のみなさまに信頼される医療・看護の提供に努めています。
手術室
全身麻酔・局所麻酔の手術を年間約520例実施しています(2023年度実績) 医師や他職種と連携し、患者さんに安心して手術を受けて頂ける医療・看護の提供に心掛けています。

病棟勤務形態(3交代制)

  • 日勤

    8:30 ~17:30

    (休憩60分)

  • 準夜

    16:30 ~ 0:30

    (休憩45分)

  • 深夜

    0:00 ~ 9:00

    (休憩60分)

  • 有給取得は、ご本人の希望を考慮して、希望時に勤務調整をして取得する方式です。
  • シフト勤務表作成にあたって、作成前の前月に勤務希望を募り、調整して作成していますので、個人の生活サイクルに合わせやすいように配慮されています。

看護部の特徴

教育体制の充実

専門職業人として、豊かな感性を備え信頼される質の高い看護サービスが提供できる自律した看護師を育成しています。

(1) 安心サポートの新人教育
新人一人ひとりが自分の看護を実践できるよう多彩な教育プログラムを計画し2年かけて実施します。技術研修もおこない、自立に向けて丁寧に支援します。ローテーション研修後に配置部署を決定します。
医療機器の取り扱い
新人セルフマネジメント研修
(2) 中途採用者にもプリセプター制度
施設の違いやブランクで戸惑うことなく、早期に職場に慣れるようプリセプターはじめ職場全体で支援します。
(3) 生涯にわたるキャリアアップ
看護部のクリニカルラダー「太田川ラダー」によりキャリア支援体制を整えています。 個々の看護師が看護実践能力を向上させていくために自ら目標をもって成長・発達していく指標としています。 そのために、公費による研修参加、学習コンテンツ、認定看護師資格取得支援制度などが充実しています。

院内看護研究発表会

チーム医療の推進

質の高い医療提供のため多職種と協働しチーム医療の推進に努めています。 例えば、緩和ケアチーム、認知症ケアチームはそれぞれ認定看護師が中心となり定期的にラウンドやカンファレンスを開催し、さまざまな職種が各々の強みを活かしきめ細やかなケアを行うことにより患者のQOL向上を目指しています。

認知症カンファレンス
緩和ケアチーム会議

働きやすい職場環境

ワークライフバランスを重視しWEBを活用した研修や、多様な働き方、職員のやりがいを大切にしています。 育休からの復帰も不安なく戻れるようサポートし、復帰率は100%です。 また、年間120日の休日や、宿舎の利用、院内保育園の設置など福利厚生も充実しています。

WEB学習コンテンツを活用し
学べる環境
働くお母さん・お父さんを
サポート
もっと働きやすく!
院内全体で取り組むTQM活動
勤務後はテニスサークルも
活動しています

地域活動

病院の理念である「医療を通じて、ひととふれあう、地域とふれあう」に基づいて、地域における活動を積極的に行っています。みなさまが安心して地域で過ごすことができるよう、小学校から高齢者まで幅広く医療や健康増進に関する活動をおこなっています。その活動を通して得られたものが、日々の看護に活かされていると実感しています。

職場体験学習
地域の小中学校における救急蘇生指導

保育所完備(ラパン保育園)

太田川病院ラパン保育園は、子どもを持つ職員が安心して勤務できるよう家庭的な雰囲気の中でのびのびと活動しています。

働くスタッフの声

新人看護師:Nさん

患者さんや先輩ナースに励まされ
私は今年の4月から太田川病院で、新人ナースとして働いています。
私は、患者さんとゆっくりかかわる看護がしたいと思い、療養病棟を希望しました。
入職当初は何をするにも自信が持てず、仕事一つ一つに時間がかかり、患者さんや先輩に迷惑を掛けることもありました。
しかしそんな私に、「看護師さん」と、頼ってくださったり、名前を覚えて話しかけて下さる患者さんに励まされています。又、先輩ナースの優しいアドバイスや時には厳しい指導のもと今では病棟の一員として頑張っています。
太田川病院は新人教育体制が整っているので安心して働くことができます。今後は、自分の身内に透析治療を受けている者が居ることもあり、透析の知識を習得していきたいと考えています。
これからも沢山の支えがあることを忘れず、日々成長できるよう頑張っていきます。

看護師:Sさん

中途採用者にもやさしいフォローアップ

私は大学卒業後、県外の病院で2年間急性期・周手術期について学びました。急性期看護を学ぶ中で私は、退院支援や地域に根差した支援の重要性を知ることが出来ました。この度、結婚を機に広島に戻り、急性期の看護から学んだことを活かして退院支援が行えるような病院、結婚・育児と人生を歩んでいく中で働きやすい職場環境の整っている病院で働きたいと思い、当院への再就職を希望しました。

5月より働き始めましたが、中途採用者に向けたフォローアップ研修やプリセプター制度があったため、早く病院に慣れることが出来ました。また、診療科目別に病棟が分かれていないので様々な疾患の患者様を看ることが出来るのでとても勉強になります。先輩方もとても気にかけて下さいますし、人生の先輩でもあるので、仕事やプライベートと様々なアドバイスいただけます。中途採用者も働きやすい環境作りがされているため、ここに就職して良かったと思っています。

看護師:Tさん

育児休暇を経て職場復帰

私は太田川病院に就職し、2年後に妊娠・出産しました。
1年間の育児休暇を経て職場復帰しました。1年も現場を離れていたので、復帰するまでは仕事と育児の両立ができるか不安で一杯でしたが看護部長をはじめ、師長、病棟スタッフなど多くの方にサポートしていただいています。子どもが急に熱を出したり、病気になった時も業務のことでスタッフに迷惑をかけているのに「子どもさん、大丈夫?」と気遣ってくださる声がありがたく、支えられて働けていることに本当に感謝しています。

ラパン保育園からすぐに連絡を頂けることと、病棟のスタッフの協力もあるのでとても安心して働くことができます。教育面においては、勤務時間内に院内外の研修に参加させて頂けるためとても勉強になります。子育てと仕事の両立は大変ですが、日々学んでいく姿勢を大切に看護師としてこれからも成長し続けたいと思います。

看護師:Aさん

変則常勤から常勤

私は平成16年に太田川病院に就職、妊娠、出産を経験し、仕事復帰しました。院内保育所にて夜間保育も利用して夜勤業務をすることもでき、スタッフの皆さんに息子を育ててもらったようなものです。
子育てをしながらの仕事はなかなか思うようにいきませんが、子育ての先輩ナースからたくさんアドバイスしてもらいながら仕事に取り組んできました。

しかし、息子が4歳になった頃より息子の持病が悪化し、入退院を繰り返すようになりました。そのたび付き添いのため仕事を休むことが多くなり、私は退職を考えました。師長に相談したところ、変則常勤のシステムを利用させていただくことになりました。終業時間を1時間早くしてもらうことで、午後息子の体調不良があっても小児科受診ができるようになり、私自身も心の余裕ができました。 時間内に私が終業できるように、師長、スタッフの皆さんから多大な協力をいただきました。

変則常勤になって5年経った現在、息子は8歳になり、持病は悪化せずに過ごすことができています。体調が落ち着いてきたのをきっかけに、再び常勤に戻ることになりました。太田川病院は、勤務体制に柔軟な対応をしてもらえる働きやすい職場だと思います。今後、私のように悩んでいるスタッフがいたら、力になりたいと思っています。

介護士:Hさん

仕事と家庭の両立は大変ですが・・・

入職して、3年目になります。以前は、施設やホームヘルパーで勤務していたので、病院勤務は初めてでした。入職当時は、患者様の対応や、業務の流れ等で戸惑う事も、沢山ありました。でも、先輩スタッフや看護師の方々が、とても丁寧に教えて下さり、少しずつ業務に慣れ、患者様との関わり方を学ぶ事ができました。

私は4人の子育てをしています。仕事と家庭の両立は大変です。しかし、家族や職場の仲間の支えがあり仕事を続けることができています。急に病気になり、病棟に迷惑を掛けることもありますが、「私達も、こうやって育児と仕事を頑張ってきたのよ、お互い様だから。」と、優しく気遣いの言葉を掛けていただき本当に励まされています。介護の仕事は大変ですが、患者様に「有難う」と笑顔で言われると此方も頑張ろうと元気を頂きます。これからも患者様に寄りそうケアができるように精進していこうと思います。

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