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腎臓外科(人工透析)

透析室のご案内

ご挨拶

透析コンソール40台で患者さまの透析治療を、月~土曜日の午前・午後で行っています。
透析に使用する水質管理を厳重にし、より安全できれいな透析液を提供できるため、従来の血液透析(HD)のみならず、オンライン血液透析濾過療法(OHDF)・腹膜透析療法・アフェレイシス療法など幅広い治療を提供しています。
透析室には、看護師と臨床工学技士が所属しており、維持透析を受ける患者さまのサポートに力を注いでいます。
看護師は安全安心な透析の提供、日常生活における相談や指導など、看護師としての能力を発揮し、患者さま一人ひとりに寄り添う援助を目指しています。臨床工学技士の業務は機械の立ち上げに始まり、穿刺業務・機械メンテナンス・その他当院で使用している医療機器の管理など、透析業務以外にも携わっています。
また、リハビリテーション科・管理栄養士・医療ソーシャルワーカーなどの専門職員と連携をとりながら様々なサポートができる体制も整えています。

透析室のご案内

業務内容・サービスのご案内

バスキュラーアクセス管理

透析患者さまの命綱であるバスキュラーアクセスが長持ちするようシャントエコー等を活用し毎日のシャント評価を実施しています。治療必要時には医師によるPTAを実施しています。

フットケア

透析患者さまの生活の質を維持するために医師を中心に足の観察、ケア、ABIを実施し足病変の早期発見、早期治療を目指してします。

地域との連携強化

地域包括ケアシステムを見据えて、在宅通院の継続を目的に透析患者さまとご家族の皆さまが、住み慣れた地域で透析治療を行いながら元気で自分らしく生活できるように、多職種連携を実施しています。

透析開始時間について

日曜日除く(毎日) 午前 8:30 ~   午後 1:00頃~

患者さまの予定、生活サイクルに出来るだけ対応したいと思いますので、
開始時間につきましては職員にご相談ください。

透析室をご利用の患者さまへ

人工透析時の必要物品・服装について

持参物

  • 枕へ使用するタオル
  • 止血ベルト(1階売店にて購入できます。また、スポーツ店で購入もできます。)
  • イヤホン(テレビ用)

寒い場合は保温用の毛布、電気毛布、電気アンカなどを必要に応じてご持参ください。
布団、タオルケットは準備しております。

服装

  • ジャージ、スウェットなど毎回ほぼ同じような重さのものを着用してください。
    セーター等あまり厚手ではない服装でお越しください。
  • 暑さ寒さに対しては、体重測定が行いやすいよう、上着で調整をお願いします。
  • 透析中寒い場合は、ベストなどを着用されてもかまいません。
    (腕が出るものを選んでください)

現在、新型コロナウイルス対策の為、更衣室は利用できません。

その他注意事項

入室について

  • 入室時、入口で手指消毒をお願いします。体調がすぐれない場合は来院前にお電話でご相談、または職員へお伝えください。
  • 入室後、検温と健康観察を行います。
  • 透析開始までに体重測定を開始しますので、職員が声をおかけするまで椅子に掛けてお待ちください。

透析時について

  • 透析のテープや消毒などでシャントのかゆみが強い場合などは、遠慮なくお知らせください。

書類等について

  • 紹介状を持参された場合、紹介状を希望の患者さまは、医師または看護師にお伝えください。
  • 毎月一度、保険証の確認を行いますので1階受付に提出してください。
    また、住所や保険証が変更になった場合も1階受付に提出してください。
  • 自立支援など手続きに必要な書類を持参された場合は、 1階受付に提出してください。
  • 希望の院外薬局があればお伝えください。

年間検査予定

透析患者さまの身体状況の把握のために、年間を通じて検査予定を組み、健康管理を行っております。

祝日などの関係で検査日が前後することもあります。

血液検査

月2回、詳しい身体の状態や透析治療の効果を確認するために検査を行います。

胸部レントゲン撮影

月1回、心胸比、胸水、肺うっ血の有無を確認し、ドライウエイトの評価をします。

外来患者さま :
第1週の金曜日または土曜日
入院患者さま :
第2週の金曜日または土曜日

心電図

年2回(4月・10月)、不整脈がないか心筋虚血の所見がないかなどを透析中に確認します。

便潜血

年1回(5月)、大腸などの消化管の異常を早期に見つけるために検査します。

設備紹介

透析環境設備システムについて

血液透析の装置は、血液透析を行うために水をきれいにするための装置「透析用水作成装置」と、透析液の原液を作成する装置「透析用剤溶解装置」、透析液を作る装置「透析液供給装置」、そして患者さまの治療をベッドサイド で見守る装置「患者監視装置」などの設備が必要です。 患者監視装置には血液を体の外で循環させるための「血液ポンプ」を内蔵しています。

透析用水作成装置

透析治療で使用する水を作成する機械です。水道水や井水に含まれている不純物(カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、細菌汚染物質など)を取り除き、透析用水を製造するためのきれいな水(RO水)にします。

RO水とは?
RO水(Reverse Osmosis)とは、浸透圧とは逆の大きな圧力をかけることで逆浸透を起こさせてROフィルタにより濾過する技術で、逆浸透させることで水に含まれる放射性物質・ダイオキシン・トリハロメタンといった有害物質をフィルタで取り除いて安心で安全な水になります。

透析用水作成装置
透析用水作成装置

透析用剤溶解装置

RO水と透析剤を混ぜ、透析治療で使用する透析液の原液を作成する機械です。

全自動溶解装置
全自動溶解装置

透析液供給装置

濃縮原液の液体とRO水を混ぜ合わせて透析液を作成し、各コンソールに透析液を供給していきます。

多人数用透析液供給装置
多人数用透析液供給装置

透析用監視装置

患者さまのベッドサイドにある装置で、透析液や血液の流れ、除水量、透析液の温度、抗凝固薬の注入量などを調節・監視します。

多用途透析用監視装置
多用途透析用監視装置

オンラインHDFやIHDFなど多用途の治療方法に対応。

多用途透析用監視装置
多用途透析用監視装置

D-FAS機能により業務の効率化を実現。オンラインHDF治療に対応可能。

個人器透析装置
個人器透析装置

高い視認性で安全に操作が可能。

多用途透析用監視装置
多用途透析用監視装置

オフラインHDF治療に対応。